地域資源をフル活用! ~ トマトの長期栽培試験を実施中

2017年8月3日

南部園芸研究室(陸前高田市)では、「食料生産地域再生のための先端技術展開事業(先端プロ)」により、地域木材を有効活用した高軒高(3.9m)の木骨ハウス、粉砕杉樹皮を培地にした簡易隔離床(発砲トロ箱)、インタープランティング技術を組み合せて、トマトの長期栽培に取り組んでいます。

インタープランティング技術とは、同じ隔離床に2回定植して栽培することです。1作目は3月9日に定植し、7月末には収穫が概ね終了します。2作目は、その1作目の栽培途中(5~6段目が収穫中)の株間に7月11日に定植を実施しました。

インタープランティング技術は、高軒高の木骨ハウスを利用することで、つる下げが1作目は0回、2作目は1回と、従来のつる下げが必要な栽培の約90%省力化が可能となります。また、1作目の収穫が7月末で終了し、2作目の収穫開始が8月下旬頃となり、通常トマトの単価が安くなる時期に出荷調整ができます。さらに、高単価が期待できる秋以降の収量が増加し、2月までの長期収穫が可能で、単価や収量の向上につながります。

木骨ハウス、簡易隔離床、インタープランティング技術を組み合わせたトマト長期栽培では、さらに環境制御技術を組み合わせて、収量目標30tを目指して取り組んでいます。1作目は、7段収穫で12tを達成し、今後2作目で14段収穫18tを達成できるように、栽培管理等を行っています。

南部園芸研究室では、今後も先端プロに関するセミナー(トマト、耐候性ハウス、環境制御等)を随時開催いたしますので、参加をお待ちしています。

 

インタープランティングを実施

インタープランティングを実施
(平成29年7月11日:南部園芸研究室)

インタープランティング実施約2週間後

インタープランティング実施約2週間後
1作目の収穫がほぼ終了、2作目の生育が旺盛
(平成29年7月26日:写真1に同じ)